2025
本作は、野田悠佳の平面作品や森田新聞、場七陶芸部の成果物など他者の作品が多数を占めるにもかかわらず、あえて「個展」と称して開催された。「作品や作家性を定義する最小単位とは何か」という、工芸の領域ではタブー視されかねない問いに対し、私なりの回答は「私性が表象しているか、否か」であると回答とした。他者が制作した群像的な作品群すらも自らの構成要素として空間に落とし込み、ほとんど自ら手を動かすことなく「自身の作品」として空間そのものを提示する試みである。