2026
現代において、やきものは身近な反面「つくる行為」からは遠ざかっている。本作は、その「やきものと社会の距離」を問い直すべく、展示会場を「半公共的なスタジオ」としてひらいた実践である。平日は来場者と共に粘土に触れ、土日には屋外で焼成を実施。屋内では過去に取り組んだ「葛尾焼きプロジェクト」や「場七陶芸部」の成果物を展示した。集まり、つくり、焼く過程に生まれる関係性に着目し、鑑賞のみでも手を動かしてもいいという多様な関わり方を観者に委ね、日々の営みの延長にあった陶芸の根源的な姿を再考する場を創出した。